遺品を生かす考え方
「本で寄付」という選択
不要の品として束ねられた本たち。古本屋さんに持っていくのも面倒だし、そのままゴミとして処分してしまおうとお考えではないでしょうか?その本を自分の手間なしで回収してもらいそれが国際貢献に役立つ寄付になるとしたら・・・。
最近街でよく見かける「BOOK OFF(ブックオフ)」のロゴ。読み終わった本や聴かなくなったCD、使わないDVD、ゲーム等を買い取る事業を展開するブックオフコーポレーション(本社・神奈川県)の店舗です。全国に約950店舗あります。
そのブックオフが10年ほど前から始めたのが、「ボランティア宅本便」というサービスです。仕組みは、読み終わった本などを箱に詰めて「本で寄付」というボランティア団体に連絡すると、運送会社が無料で集荷に来てくれます。発送伝票を書く必要はありません。送料は運送会社の負担になります。
送った本(CDなどでも可)は、ブックオフに届けられ、査定額がボランティア団体に寄付される仕組みです。ブックオフではその査定金額にさらに10%上乗せして寄付されています。
( 寄付の流れ )
1.本、CD、ゲームなどを段ボールに詰める
2.シャンティ国際ボランティア会に申込み
(インターネットか電話)
※ブックオフによる寄付提携先は他にもあります
3.宅配業者に段ボール箱を渡す
4.ブックオフが査定。本は店頭に並ぶ
5.査定額に10%を上乗せしてシャンティに寄付
6.アジアの子供たちの教育充実などの活動へ
本の提供先には、学校や企業、市民サークルなどがあるが、断捨離や生前整理、遺品整理で出た本も、シャンティの活動を支える重要な構成要素のひとつになっています。
ゴミとして処分されようとしていたモノが、寄付金となって社会で役立つというのなら検討してみる価値があるのではないでしょうか。
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