身寄りのない高齢者を支援するのが目的の東京の公益財団法人が会員約1600人が葬儀代金などで預けていた8億8千万あまりのお金から2億7千万余りを団体の職員の人件費、広告費など事業資金に流用していたことが、このたび報道されました。あまり聞きなれない公益財団法人とはどんな団体なんでしょうか？
ウィキペディアによりますと「2008年（平成20年）12月1日に公益法人制度改革3法が施行された以後は一般社団・財団法人法により設立された一般社団法人または一般財団法人のうち、さらに公益法人認定法により公益性の認定を受けそれぞれ公益社団法人または公益財団法人となった法人の両者をまとめて言う場合の呼称である」
まぁ、平たく言うと、公益性があると国が認めたワンランク上の一般財団法人ってとこ。
その団体の理念を見るとこう書かれています。
「ひとりで生きるあなたの家族でありたい。高齢者、障がい者の心豊かなくらし、遠慮や萎縮ない「終の人生」ともに笑顔で仕上げたい。あなたの願いの実現、それが私たちの目的です。」
・・・・・なんだか、綺麗すぎてインチキくさいと思いませんか？
今回のことで、そこの会員の笑顔は消えたことは、いうまでもないでしょう。将来のことを案じ、この協会の理念に共感して、預けた大切なお金。
お金もそうですけど、会員の方の想いを裏切った罪は重いと思います。
