神棚封じとは?意味や期間、正しいやり方をわかりやすく解説
神道のお葬式(神式葬儀)では、「神棚封じ(かみだなふうじ)」という独特の習わしがあります。
ご家族が亡くなった際に行うものですが、
「なぜ神棚を封じるの?」
「いつからいつまで行うの?」
「どのようにすればいいの?」
と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
神棚封じは、神道の考え方に基づく大切な儀式の一つです。
万が一の際に慌てないためにも、事前に意味や方法を知っておくと安心です。
この記事では、神棚封じの意味や期間、具体的な方法、注意点について詳しく解説します。
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【目次】
1. 神棚封じとは
2. なぜ神棚封じを行うのか
3. 神棚封じはいつ行う?
4. 神棚封じの方法
5. 神棚封じの期間
6. 神棚封じの際の注意点
7. 神式葬儀との関係
8. まとめ
神棚封じとは
神棚封じとは、ご家族が亡くなられた際に神棚の扉や正面を白い紙で覆い、一時的に神棚へのお参りを控えるための儀式です。
神道では死を「穢れ(けがれ)」の一つと考えるため、神様が祀られている神棚へ穢れが及ばないようにする意味があります。
神棚封じは神道特有の習慣として知られていますが、神棚をお祀りしている家庭では現在でも広く行われています。
また、故人への弔意を表すだけでなく、神様への敬意を示す意味も込められています。
神棚封じを行うことで、故人を静かに見送り、忌明けまでの期間を慎ましく過ごすための区切りとなります。
なぜ神棚封じを行うのか
神道では死そのものを悪いものと考えているわけではありません。
しかし、死に伴う穢れを神聖な場所へ持ち込まないようにするという考えがあります。
神棚は神様をお祀りする神聖な場所であるため、家族が亡くなった際には一定期間神棚を封じ、神棚への礼拝を控えるのが一般的です。
これは神様を遠ざけるためではなく、神様への敬意を表すための作法とされています。
また、故人とのお別れに心を向ける期間としての意味もあり、神道ならではの考え方が反映された習わしと言えるでしょう。
神棚封じはいつ行う?
神棚封じは、訃報を受けた後できるだけ早い段階で行うのが一般的です。
亡くなられた当日や、ご安置を終えた後に行われることが多く、特別な儀式や準備は必要ありません。
本来の神道の作法では、忌中となる家族ではなく、親族以外の方や近所の方、神職などが神棚封じを行うとされています。
ただし近年では地域や家庭によって考え方も変化しており、家族が行う場合もあります。
地域や家庭によって多少の違いはありますが、神棚を清浄な状態に保つという考えから、できるだけ早めに行うことが望ましいとされています。
神式葬儀を行う場合は、葬儀社や神職から案内を受けることもありますので、不明な点があれば確認しておくと安心です。
神棚封じの方法
神棚封じは比較的簡単に行うことができます。
〇神棚封じの手順
1. 神棚の前を整える
2. 神棚の扉や正面を白い半紙で覆う
3. テープや画鋲などで固定する
4. 忌明けまで神棚への参拝を控える
神棚全体を覆う必要はなく、神棚の扉や正面が見えないように白い紙を貼るのが一般的です。
使用する紙は白い半紙が望ましいとされていますが、白無地の紙で代用されることもあります。
大切なのは形式よりも、神様への敬意を持って行うことです。
神棚封じの期間
神棚封じの期間は神道における「忌中(きちゅう)」にあたる期間とされています。
一般的には亡くなった日から50日間です。
これは神道における「五十日祭(ごじゅうにちさい)」が忌明けの節目となるためです。
仏教でいう四十九日にあたる儀式であり、故人の御霊が祖先神として家族を見守る存在になる大切な節目とされています。
五十日祭を終えた後に神棚封じを解き、通常のお参りを再開します。
地域や神社によって考え方が異なる場合もあるため、心配な場合は神職へ相談すると安心です。
神棚封じの際の注意点
〇忌中は神社参拝を控える
神道では忌中の期間、神社への参拝を控えるのが一般的です。
これは神棚封じと同じく、穢れを神域へ持ち込まないためとされています。
ただし、地域や神社によって考え方が異なる場合がありますので、詳しくは神社へ確認するとよいでしょう。
〇神棚のお供えはどうする?
神棚封じを行っている期間は、通常のお供えや拝礼を控えることが一般的です。
忌明け後に神棚封じを解き、改めてお供えやお参りを再開します。
〇神棚がない場合は不要〇
近年では神棚を設置していない住宅も増えています。
神棚がない場合は神棚封じを行う必要はありません。
また、宗教観やご家庭の考え方によって対応が異なることもあります。
神式葬儀との関係
神棚封じは神式葬儀と深い関わりがあります。
神式葬儀では故人の御霊を祖先の神としてお祀りする考え方があり、葬儀前後の作法も仏式とは異なります。
神棚封じを行うことで神様への敬意を示しながら、故人を見送る準備を整える意味があります。
また、神式葬儀では焼香の代わりに玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行うなど、独自の作法があります。
神式葬儀について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
まとめ
神棚封じとは、ご家族が亡くなられた際に神棚を白い紙で覆い、神様への礼拝を一時的に控える神道の習わしです。
神道における穢れの考え方に基づいたものであり、故人と神様の双方に敬意を示す大切な意味があります。
一般的には亡くなった日から五十日祭までの約50日間行われ、忌明け後に通常のお参りへ戻ります。
神棚があるご家庭では、もしもの時に慌てないためにも、神棚封じの意味や方法を理解しておくと安心です。
神式葬儀や神棚封じについて不安なことがある場合は、事前に葬儀社へ相談しておくことをおすすめします。
西日本典礼でも事前のご相談を受け付けしております。
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