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コラム

終活とは?~終活大学に参加しました~
終活について

終活とは?~終活大学に参加しました~

終活とは?


終活(しゅうかつ)とはで調べるとこのように出てきました。「人生の終わりのための活動」の略。人間が自らの死を意識して、人生の最期を迎えるための様々な準備や、そこに向けた人生の総括を意味する言葉である。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)なんだか冷たく寂しい雰囲気がありますね。
考え方はいろいろとありますが、西日本典礼と大分典礼の終活では、人生のラストステージに「よりよく生きる」と「迷惑をかけない終焉(しゅうえん)の迎え方」の二つのテーマを設定しています。「葬儀」という人生最後の一大イベントをいかに作り上げるか、人生100年時代の豊かな生き方を提供したいと考えています。参加・体験型の多種多様な「ワークショップ」を企画しており、その中のひとつに今回参加した「終活大学」があります。今回は西日本典礼の終活大学に参加してきましたのでご紹介いたします。

終活大学ではどのようなことが学べるの?


今回の終活大学は6回の内容で構成されています。
【第1回 終活について】
・自分が楽しく生きるための方法
・なぜ終活が必要か?
・どういうことをすればいいのか?
【第2回 お金のハナシ】
・老後の必要資金
・相続について
・トラブルを生まないために遺産について考えよう
【第3回 病気や介護について】
・運動機能低下予防について役立つエクササイズ
・現在の介護事情を知ろう
・介護される時を考えよう
【第4回 人生を振り返る】
・自分の家族を考える
・大切な(ナウ香椎)とも、恩師、ペットなどについて語る
・「私」を残す
【第5回 自分の葬儀を考えよう】
・どういう葬儀がいいか
・どうしてもやりたいこと
【第6回 卒業式】
・卒業証書授与式

6回の講義を通して「よりよく生きる」と「迷惑をかけない終焉の迎え方」を自分自身のことに置き換えて深く考えることができます。

【第2回 お金のハナシ】


今回【第2回 お金のハナシ】についての講義を聞いてきました。講師はファイナンシャルプランニング技能士の木村駿一郎氏。参加されている方からは、参加に至ったリアルな声を聞くことができました。「親の葬儀で苦労したので自分の子供に迷惑をかけないため」「葬儀を1回したことがあるけれどバタバタと忙しかったことしか覚えていない。悲しいより忙しいが多い葬儀にならないようにするため」「両親が亡くなった時に親戚に言われるがままだった。知っているようで知らないことばかりなので参加した」「私の葬儀はどうしようと考えていました」「終活が気になって参加しました」「コロナで親の葬儀に参加できなかった今後の不安をなくしたい」などと思いは様々でした。
お金のハナシというと堅苦しいのかと構えていましたが、根本的な考え方の道筋をわかりやすく聞くことができました。情報があふれる社会でどれが正しいのか判断する力を蓄えること、またマネープラン全体をトータルで考えることが重要だと感じました。2019年に金融庁が提出した、金融審査会市場ワーキング・グループ報告書により「老後2,000万円問題」は記憶に新しい方もいらっしゃるかと思います。どのような時代背景で、どのような暮らしを送るのか?これは一人一人が同じではありません。時代の変化に応じて自分自身の「現状分析」を行うこと、また今後の「計画/対策」を立てて対策を練ることで老後の資金がいくら必要になるのか明確に見えてきます。「現状分析」では現時点で生活資金がどれぐらいかかっているのか自身のマネー体質の問題点や改善ポイントをしっかりと見ます。「計画/対策」では介護費、医療費、葬儀費、娯楽費(旅行)、家のリフォームなど今後必要になってくる費用をあげてみます。費用ばかりに目をやるのではなく「豊かな楽しい暮らし」のために楽しみを含ませることもポイントのようです。
「よりよく生きる」と「迷惑をかけない終焉の迎え方」について考え、自分のこととして落とし込むことがお金に対して始める終活の第一歩になると感じました。ファイナンシャルプランニング技能士の木村駿一郎氏は家計のマネーバランス相談も個別に対応しているとのことです。西日本典礼のスタッフにも終活アドバイザーの資格を持ったものがおります。不安や心配事がございましたら何なりとご相談くださいませ。

終活大学は現在和白斎場と原斎場の2か所で行っております。興味のある方はお問い合わせください。(要予約)

西日本典礼終活大学の様子

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