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コラム

一日葬について~2.一日葬の注意するポイントやマナー~
お葬式の知識

一日葬について~2.一日葬の注意するポイントやマナー~

大切な人を見送る大切な儀式であるお葬式ですが、近年ではその在り方が多様化しています。特に最近ではお葬式を行う際にかかる金銭的、体力的負担を軽減するためにも従来のものより簡略化された葬儀形式も多く見られるようになりました。

前回は一日葬の特徴や家族葬と直葬との違い、一日葬の流れをご説明いたしました。
そちらの内容について詳しく知りたい方は一日葬につて1をご覧ください。
【一日葬について~1.一日葬の特徴と流れ~】

今回は、一日葬を行う際の注意点やマナーについてご説明いたします。
一日葬は新しい葬儀の形であるため、一日葬を検討している人は必ず注意点を事前に考慮するようにしましょう。

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【もくじ】
・一日葬の注意点
・一日葬でのお布施の相場は?
・一日葬でのマナー


一日葬の注意点



一日葬は一般的な葬儀の内容を省略して行うものであるため、それに伴い注意しなくてはならないこともあります。一日葬を行うことを考えている方は、後悔などないように事前にしっかりと注意事項を確認しておくことが必要です。

〇親族や友人・知人とのトラブルに注意
一日葬では通夜を行わないため、故人を弔う機会が一日減るという考え方もできます。
一般葬であれば二日のうちどちらかに参列できるという人も、一日葬のために参列が叶わない人も出てきてしまいます。
また、小規模で葬儀を行うために参列者を身近な人に限る場合はさらに注意が必要であり、葬儀に参列できなかった人との間でトラブルが起きないよう気を配るようにしましょう。
具体的には、訃報を伝えるときに故人の遺志で小規模で静かに葬儀を行いたい旨を説明し、一日葬を行うことへの理解を得るようにするのが良いでしょう。
親族の中には宗教やしきたりを重要視している人がいるということも考えられます。
そうした人からは一日葬への理解を得ることが難しいかもしれませんので、しっかりとした話し合いもなく一日葬を実施してしまうとその後のトラブルに繋がる恐れがあります。故人を送り出す大切な儀式ですので、もめごとが起こらないように注意しましょう。

〇菩提寺との事前の話し合いは必須?
菩提寺によっては一日葬に反対されることもあり得ます。そうした場合、供養や納骨を拒否されてしまうこともあります。菩提寺の僧侶とは必ず事前に話し合いをするようにしましょう。

〇弔問対応が大変になる場合も
一日葬は小規模に行われ、参列者は身近な少数の人に限られるケースが一般的です。そのため葬儀の場での負担を軽減することが可能であり、そうしたことを理由に一日葬を選ぶ人が増えてきています。ただし参列者が少ない分、その後の弔問者が増える可能性があることに注意をしなくてはいけません。負担を軽くするために一日葬を選んだつもりが、後日の弔問対応が多くなることでかえって負担が増えてしまう恐れも十分ありますので一日葬を検討する際はこうした点にも注意しましょう。

一日葬でのお布施の相場は?


一日葬においてお布施は必要なのでしょうか?
通夜式を行わないため、その分お布施の金額を少額にするものなのでしょうか?
お布施とはそもそも読経や戒名を頂いたことに対する感謝の印として僧侶にお渡しするものであり、その回数が多いから高額であったり少ないから少額になるようなものではありません。そのためお布施の相場は一般葬と変わらないと考えましょう。

一日葬でのマナー


比較的新しい形の葬儀形式の一日葬ですが、参列する際に気を付けるべきマナーはあるのでしょうか。また、主催側も注意すべきマナーはあるのでしょうか。

〇一日葬での服装や持ち物は?
一日葬であっても、服装や持ち物に関しては一般葬と同様に考えて問題ないでしょう。
ただし、一日葬では香典や供物を辞退している場合があるためその点は注意するようにしましょう。また、一般的には通夜式にあたる葬儀前夜の服装に関しては華美でない地味な服装であれば特に決まりはありません。

【通夜・葬儀の服装について詳しくはこちらから】

〇お知らせ状は要確認
葬儀に関するお知らせが届いた場合はその内容をしっかりと確認するようにしましょう。
香典や供花を辞退している場合もあります。後に香典返しなど気を遣わせてしまうことがあるので香典を辞退されている場合はその通りにするのが無難でしょう。



一日葬は新しい葬儀の形であるため、一日葬を検討している人は必ず注意点を事前に考慮するようにしましょう。一日葬は説明した通り一日のみで全ての儀式を行うため、金銭的や精神面、体力面での負担を軽くすることができるというメリットがあります。一方で故人を偲ぶ時間が短くなったり、周囲の人の理解を得ることが難しかったりといったデメリットもあります。西日本典礼・大分典礼ではご家族の方が納得したカタチで最後のお見送りが出来るようお手伝いをさせていただきます。



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