1.  >
  2.  >
  3. 家族葬について【福岡葬儀・大分葬儀】

コラム

家族葬について【福岡葬儀・大分葬儀】
お葬式の知識

家族葬について【福岡葬儀・大分葬儀】

皆様の中には、実際に「家族葬」に参列した経験のある方、街中で「家族葬」と書かれた葬儀社の看板を見かけたことがある方は多いのではないでしょうか?
家族葬は家族だけで行う葬儀と思っている方も多いかと思います。間違いではありませんが一体どのような葬儀のことを指すのでしょうか?
そこで今回は家族葬について、基本的なことをご説明いたします。


【もくじ】
・家族葬について
・葬儀のスタイル
・家族葬のメリット・デメリット
・家族葬へ参列する場合



家族葬について


葬儀の依頼の際、多くの方が家族葬を希望されます。高齢化に伴い参列者の高齢化も家族葬の流行を加速させた要因の一つです。80歳の故人の場合、友人も同じ年齢の方が多く無理に参列を強いるようなことはしたくないとの親族の思いがみられます。また、近所付き合いが希薄になっていることも挙げられます。葬儀を行った際に、「故人の友人は高齢で・・・近所はあいさつ程度だし・・・仕事の随分と前に退職しているし・・・」というような理由で、葬儀を行う際に参列は家族と親族のみになるというのが一般的な選択の流れです。ここ最近では新型コロナウイルスの影響もあって葬儀の形態はさらに小さくなっています。遺族だけで葬儀を行うことも増えています。
また、家族葬というと一般葬よりも費用が安く済むという考えもあります。確かに、参列者への返礼品などがかさむことはありませんので、費用を抑えることも可能です。
しかし、家族葬には一般葬との明確な線引きがあるわけではありません。何人以下で家族葬と決まりがありわけではないのです。故人と親しかった友人を呼んでも、会社関係の方が参列しても家族葬と呼べるのです。家族葬でどの範囲まで葬儀へ参列していただくかは家族葬を選ぶお客様ごとの考え方次第になります。しかし、世間的にわかりやすいよう、会社関係や友人を呼ばない場合は家族葬と呼ばれることがほとんどです。

葬儀のスタイル


先に家族葬について紹介しましたが、ではその他の葬儀のスタイルについてご紹介いたします。

○一般葬とは
古来より受け継がれてきた宗教儀礼を中心とする伝統的なお葬式スタイル。ご近所の方や会社の方など生前お付き合いのあった方にお知らせし、参列していただきます。ご縁ある方たちが集まり故人を偲びお別れをきちんとできる点で今も欠かせないスタイルです。

○家族葬とは
家族・親族だけと会葬者を限定した小規模なお葬式スタイルです。とはいえ、ここにごく親しい友人を交えてという場合もあります。どの人を呼ぶのかなどは故人の遺志や意向によって異なります。

○直葬とは
通夜・葬儀・告別式などの儀式を行わず火葬だけで故人を送るスタイルです。しかし自宅や病院から火葬場に直行というわけではありません。法律上、死亡後24時間は火葬を行うことが出来ませんので、一時的に借りた安置場所にご安置することになります。そして24時間以上経過したのち、火葬場に向けご出棺し、火葬します。

○密葬とは
密葬は本葬と合わせて執り行うことが一般的です。
まず葬儀を執り行うこと自体を世間や社会に告知せず、基本的に家族だけで通夜や葬儀、火葬まで行います。その際、告別式は行いません。そして密葬の1ヶ月頃を目安に、ご遺骨を前にして一般の方に参列頂く本葬を執り行います。近年では本葬のかわりに、お別れ会や偲ぶ会という宗教儀礼のないスタイルを取り入れる方が増えています。

家族葬のメリットとデメリット


家族葬にはメリットとデメリットがあります。
メリットとしては、故人と向き合う時間がゆっくりと取れること。葬儀の際は、訃報の連絡や、来客の対応・挨拶、料理の数の把握、最初から最後までバタバタします。気の知れた親族だけの場合は、来客の対応に時間をとられたり、堅苦しい挨拶の文章を考えたり、多くの人の目を気にすることなく、アットホームな葬儀ができます。

デメリットは、葬儀後に後日、訃報を聞いた方々が、自宅に線香を上げにこられ、来客の対応のため、自宅を開けられない状況になる場合があること。また翌年の年賀状が故人あてに届いたり、「お別れがしたかったのに・・・」といった声が聞こえたりということがあります。このようなことがないように事前に家族と話し合い、家族葬の場合でも連絡が必要な友人や知人がいないか確認しておくことがポイントです。

家族葬へ参列する場合


ここで紹介したように家族葬のスタイルは様々です。家族葬に参列する場合も注意が必要です。
もし知人が亡くなり家族葬を行う旨を友人より聞いた場合には、葬儀へ参列しては迷惑になる場合もあります。遺族としては身内で気兼ねなくゆっくりと過ごしたい思いがあるかもしれません。また、会葬者へのお礼品の準備がなく失礼をしてしまったと遺族が感じるかもしれません。家族葬へ参列する場合は直接、遺族からの案内があった場合のみにしましょう。判断に迷った場合やどうしても参列をしたい場合には、直接遺族へ参列をしてもよいか尋ねてもいいでしょう。


あわせて読みたい記事
・お花を送りましょう【生花注文】
・焼香の作法【動画説明】
・【礼服レンタルについて詳しくみる】

西日本典礼・大分典礼ではもしもの時も24時間365日対応しております。
急なことでご不安事が多くあると思いますが、私どもがしっかりとサポートいたします。
個別のご相談も随時受付しております。


バックナンバー

2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年