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コラム

「グリーフ」について知りましょう
終活について

「グリーフ」について知りましょう

○「グリーフ」について知りましょう
「死別体験をしたときに湧き上がってくる様々な感情や思いを、外に出せずに閉じ込めている状態」の事を英語で「グリーフ(Grief)」といい、日本語では「悲嘆」などと訳されています。
 日本では、「人前で取り乱すことは良くない」と思う人が多く、日常的に努めて感情的にならないようにする傾向があります。お葬式の時に、遺族が気丈に振舞っている姿を見て「あの人は立派に勤め上げたね」というような事を言う人もいます。また、死別を体験したことのある人の中には「いつまでも泣いているとあの人が悲しむよ」などと声を掛けられたことがある人もいるでしょう。心の中に様々な感情が湧きあがっても、周りの目を気にしたり、自分を元気づけようとしている人に嫌な思いをさせたくないと思えば、自分の気持ちを抑えて我慢してしまうようになります。
 故人と一緒に多くものを失ったことにより、様々な感情や考えが湧き上がってきます。しかし、こうして湧き上がってくる感情や考えは、常識や習慣、私たち自身の持つ先入観や誤解によって抑えつけられ、心の中に閉じ込められたままになってしまうのです。
 たとえば、何かイヤなことがあった時などに、誰かに最後までちゃんと話を聴いて貰うと、少し心が軽くなったり、気分がすっきりしたりすることがあります。死別を体験した時にも同じように、心の中にため込んでいた感情や考えを表に出すことが出来るようになると、気持ちが整理されてだんだんと落ち着いてきます。
 しかし、死別によって深い悲しみを体験している時には、ちょっと話しを聴いて貰っても、一人になるとすぐに、再び深い悲しみの状態に戻ってしまいます。一度自分の感情を外に向かって出すことが出来ても、何かのちょっとした出来事をきっかけに、再び自分の思いを外に出せなくなってしまうのです。心の中にあるものを外に出せるようになったり、また元に戻ってしまったりといった状態を繰り返しながら、少しずつ心は元気になっていきます。そして、だんだんと心に整理がついてくると、悲しみに浸ってばかりいつことも少なくなってくるのです。

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