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コラム

お葬儀後のお礼のしかた
お葬式後にすること

お葬儀後のお礼のしかた

葬儀・供花等のお礼は、葬儀後でお疲れになったご遺族にとっては、大変な作業かも知れません。こうしたお礼を電話で行なう場合のありますが、親しい関係にない方へは失礼にあたることがありますので、礼状を書くのをお薦めします。葬儀には様々な関係の方々が参列される場合がありますので、心づかいに対する感謝の念が伝わるよう、丁寧に書きたいものです。いくつか例をご紹介いたします。

●弔辞奉読者への礼状
謹啓 ○○の葬儀に際しまして、ご鄭重なるご弔辞を賜わりましてまことにありがとうございました。○○を深くご理解くださっていた貴方様に、心のこもったお別れの言葉を贈っていただきましたことで、立派に○○の生涯最後の一頁を飾る事ができました。わたくしも、貴方様のお言葉に耳を傾けながら、○○の生きてきた歳月にしみじみと思いを馳せておりました。亡き○○も、きっと喜んでくれているに違いありません。どんな苦難の時にも、支え、励ましてくださる知己を持っていた○○は、幸せな生涯であったと思わずにはいられません。これからも、皆様からお寄せいただきましたご厚情と、○○の思い出を大切にして参りたいと存じております。格別なご高配につきまして、重ねて厚く御礼申し上げます。末筆ながら、幾久しいご健康とご多幸をお祈り申し上げます。  敬白

●故人がお世話になった方への礼状
謹啓 先般、○○の葬儀に際しましては、わざわざお運び下さり、また過分のご配慮を賜わり御礼の申し上げようもございません。○○がいろいろお世話になりましたこと、亡き○○に代わりまして、厚く御礼申し上げます。○○を通じまして貴方様のことは常々、大変お親しい方のように存じておりました。○○亡き後はその思いもひとしおでございます。何卒、御身お大切になさいまして、末永くご健勝にお過ごしなさいますように、心からお祈り致しております。これからも、よろしくご指導ご鞭撻下さいますよう、心よりお願い申し上げます。  敬白

●喪主の上司・取引先への参列礼状 
謹啓 先般、○○の葬儀に際しましては、わざわざお運び下さり、ご鄭重なご弔慰を賜わりまして、まことに過分の事と恐縮致しております。わたくしどものために、貴重なお時間をお割き下さいましたことを、厚く御礼申し上げます。お心に掛けていただきまして、亡き○○も喜び、安堵して瞑目することと存じます。諸事行き届かぬことばかりで、失礼も多々あったかとは存じますが、何卒ご寛容のほど、これからも変らぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。なお、末筆ながら益々のご清栄衷心より祈り上げます。  敬白

●香典がことづけで届いた方への礼状
謹啓 先般、○○の葬儀に際しましては、鄭重なるご香料を、お託け賜わりまして、まことに恐縮いたしております。ご芳志の程、ありがたく○○の霊前に供えさせていただきました。早速、御礼申し上げるべきところ、取り込んでおりましてごあいさつが遅れたことを深くお詫び申し上げます。お陰様にて葬儀も滞りなく終えることができました。今後ともよろしくご交誼賜りますようお願い申し上げます。まずはとり急ぎ御礼まで。  敬白

●弔電の礼状
謹啓 ○○の葬儀に際しまして、早速、ご鄭重なるご弔電をいただきまして、まことにありがとうございました。ご弔慰のお言葉謹んでお受け致し、霊前に供えさせていただきました。お心遣いに感謝申し上げるとともに、○○の生前のご交誼に対し厚く御礼申し上げます。何卒これからもよろしく、ご指導ご鞭撻下さいますようお願い申し上げます。  敬白

●供花・供物の礼状
(例1)
拝啓 ○○の葬儀の折には、立派なお供えを賜わりましてまことにありがとう存じました。謹んでお受けいたし、霊前に飾らせていただきました。○○の最後を飾って下さいましたご芳情に心よりお礼申し上げます。お陰様をもちまして、葬儀も滞りなく終えさせて頂きました。格別なご高配につきまして、重ねて厚く御礼申し上げます。末筆ながら、幾久しいご健康とご多幸をお祈り申し上げます。  敬白

(例2)
拝啓 ○○の葬儀の折には、立派なお供えを賜わりましてまことにありがとう存じました。謹んでお受けいたし、霊前に飾らせていただきました。○○の最後を飾って下さいましたご芳情に心よりお礼申し上げます。お蔭様をもちまして、葬儀も滞りなく終えさせて頂きました。付きましては、葬儀社の方から、別紙の通り代金の請求がありましたので同封致しました。大変恐縮ではございますが、別記銀行口座までお払い込みいただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。  敬具



この他さまざまなお礼状の内容がありますが、気を付けたいポイントをまとめました。
・故人の名前
「亡き父」・「亡父」・「亡き母」・「亡母」・「亡祖父」・「亡祖母」・「故 ○○」・「故 ○○儀」などと書き、社葬の場合は「弊社○○ 故◯○」・「弊社○○ 故 ○○儀」などというかたちで書きます。
・お礼の言葉
忙しい中を参列して頂いたことへのお礼の言葉を入れます。
・差出人
はがきでは宛名面左下、または文面の最後に喪主の名前を書きます。また、横に「親族一同」と書き添えてもいいでしょう。
・季節の挨拶文は不要
頭語の 「拝啓」・「謹啓」や結語の「敬具」は、入れても入れなくてもどちらでも良いです。
・会葬礼状の場合、お礼状という意味で「、」や「。」の句読点は、付けても付けなくてもどちらでもかまいません。
また、「行頭揃え」なども、しなくてはならない訳ではありません。

以上を踏まえて感謝のお礼状を送りましょう。

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