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エンディングノートを残す必要性について
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エンディングノートを残す必要性について

~尊厳死~エンディングノートのを残す必要性について
「死生観」に関する全国世論調査では、延命治療についての質問も行っています。
治る見込みのない場合の延命治療は、「希望しない81%」「希望する12%」であり、延命治療を受けるかどうか本人の意思がはっきりしない場合には、「家族が延命治療を拒んでもよい72%」「そうは思わない22%」となっています。
延命治療を希望しないということは、「尊厳死」を選択するという意味になりますが、日本では尊厳死に関する法律があるわけではないのです。
尊厳死を定義するのは難しいものがありますが、日本尊厳死協会では「不治かつ末期になったときに、延命措置をやめてもらい、人間としての尊厳を保ちながら死を遂げること」と定義し、事前に「尊厳死の宣告書」(リビング・ウィル)を医師に提示する運動を展開しています。
一方、弱い立場の者に「死の選択を迫る権利」におきかわっていないかと、尊厳死の法制化に反対する動きがあります。
2012年7月12日の国会では、尊厳死法案の撤回が求められています。
類似した言葉に「安楽死」があります。これは、苦痛から逃れるために患者の要請にこたえて、能動的に死を受容するための医療行為といえます。
日本では安楽死が合法と認められることはありません。
エンディングノートには、終末期医療の希望として「延命措置について」の項目があります。終末期になれば、自分自身の判断能力は低下し、意思表示もできないような状況になるのは必然です。そのときは、あらゆる判断を家族に託さなければなりません。
治る見込みがなく、尊厳死を選択しなければならないような状況と診断されるような場合、家族はその選択を悩み、死を決定したことの罪悪感に一生後悔するかもしれません。
しかし、患者本人の「延命治療の意思表示」があれば、家族の精神的な負担を和らげることができます。尊厳死は、患者本人だけの問題ではなく、周囲の人にとっても大きな決断を迫られる難しい問題です。死をタブー視するのではなく、家族とともに「生と死」を語り合う機会をもつことが生きるヒントにつながると思います。

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