座禅体験~福岡の寺院でも参加できます~
座禅(坐禅)は禅僧の修行法として古くから伝えられてきました。お釈迦様は、ブタガヤの菩提樹の下で坐禅をされ、7日7晩の禅定の後に、悟りの境地に入られました。
慌ただしい世の中に生きる現代の人にとって、一息つくような心を無にする機会を設けることは、必要なことではないでしょうか。また、自分自身と向き合う時間を設けることも大切です。ゆっくりと時間の流れを感じ、心の整理を行うこともできます。
「坐」は、日本の言葉で「すわる」といいます。「すわる」とは、落ちついて動じない、とか、静止する、定着する、などの意味だと辞典にあります。要するに、動かないように安定させることです。
身体を落ちつけて動じない形に安定させ、心を一ヵ所に集中し定着させる。その身と心とを融合統一し、身心を一如に安定させるのが呼吸です。そこで身・息・心の統一調和をはかるのが「坐」だということになります。
福岡の地でも、心安らかに暮らすために「禅」の心を人々に伝えることを目的に初心者向けの座禅会が各寺院で開かれています。まずは「15分から20分間、静かに椅子に座る」という座禅があり、仕事帰りに参加できる「夜の坐禅体験」ありで、まさに「初心者のための」座禅会です。
終活の一環として、参加されてみてはいかかでしょうか。