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コラム

キリスト教の葬儀「カトリック」「プロテスタント」の違い
お葬式の知識

キリスト教の葬儀「カトリック」「プロテスタント」の違い

キリスト教の葬儀に参列する機会もあると思いますが、そもそもキリスト教での葬儀はどんな葬儀なんでしょう?

キリスト教にとって、お葬式は故人が神のもとに召された感謝と喜びの日で、遺族や参列者によって、その祈りが捧げられます。また葬儀は教会が主催しますので。神父や牧師の指示に従って行われます。

キリスト教は大きく3つに分けられ「カトリック」と「プロテスタント」「正教会」に分けられます。「プロテスタントとカトリックってどう違うの?」という質問をされることがあります。

「プロテスタント」を信仰する方は、自分が「プロテスタント」という教会の組織に属しているわけでもなく、ただ、イエス・キリストという方に自分が個人的に出会ったという体験を持っており、そして教会は同じ体験を持っている者たちが集まり、互いに奉仕をして、共に礼拝を捧げる仲間であると思っています。すなわち聖書の言葉のみ信仰の対象としてします。そうしたことから、聖職者は結婚OKとか、位階制度なし、ローマ教皇の存在を認めないなど、比較的に現代的な考えです。

それに対してカトリックの人は、バチカンにいる法王を頂点とする「教会」そのものが大事です。教会の儀式を通して自分は救われているのだ、という意識があります。

そして次に、そこで行われている活動が大きく違います。カトリックの人たちが毎日曜日に行っているのは「ミサ」と呼ばれます。キリストが十字架で死なれる前に、最後の食事をされている時に、弟子たちに対してパンを裂いて、「これはわたしの体です。取って食べなさい。」と言われ、ぶどう酒の杯を回されて、「これは、あなたがたのために流される新しい契約の血です。」と言われました。これを行うことがミサの中心であり、ミサによって、司祭(神父)の仲介によってキリストと神に近づこうとしています。そういう考えから聖職者は一生独身でないといけなかったりします。

プロテスタントの人たちの日曜日の様子は、カトリックと同じく主の晩餐にあずかる時間もありますが、神への賛美、祈り、聖書朗読、そして聖書説教という流れがあり、聖書の言葉を聞くことが礼拝の多くの時間を占めます。カトリックの人たちは、初代教会の継承としての教会を組織的に維持しているのに対して、プロテスタントの人たちは、教会の基準は初代教会の使徒たちの書いた「聖書そのもの」にある、と考えています。

それではカトリックとプロテスタントの葬儀はどうでしょう?

「カトリック」~十字架にキリスト像が貼り付けられている。~
日本の葬儀事情に対応して、カトリックでは臨終に続いて、通夜の祈りを自宅あるいは教会で行います。焼香することもあります。これは祈りの象徴として香りを用いているといわれています。献花の場合もあります。
臨終、通夜のあとが、いわゆる葬儀です。葬儀は「葬儀ミサ」といわれ、通常、教会で行われます。式の順序は次の通りです。

◆司祭入場、聖歌斉唱
    ↓
◆遺体への表敬(柩と祭壇への献香)
    ↓
◆個人のためにの祈りへの招き
    ↓
◆集会祈願
    ↓
◆ことばの典礼(聖書朗読)
    ↓
◆感謝の典礼(一般のミサに準ずる)
    ↓
◆告別と葬送の式(お別れ、出棺)

「プロテスタント」~十字架のみ~
臨終に続く通夜は「前夜式」と一般にいわれ、遺族、関係者が平安な夜を祈るように祈ります。葬儀は教会で行われ、讃美歌、聖書朗読、祈祷、牧師の説教などがあって、告別式に進みます。弔辞や献花あるいは黙祷によって故人とお別れします。



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